詐欺業者や悪徳業者の多い事案の一つに外壁塗装があります。
外壁塗装は、壁のペンキを塗り替える作業で本来は正当な住宅の修繕作業です。しかし、正当な価格相場や工事の品質が分かりにくいので、不当な業者が存在するのです。
今回は、「外壁塗装の詐欺とは?注意すべきポイントと対策」と題して外壁塗装の詐欺について解説します。
冷静に対応することで詐欺を見抜くことができるので、しっかりポイントを押さえましょう。
1.外壁塗装詐欺の特徴とは

外壁塗装詐欺の特徴について解説します。
外壁塗装詐欺とは
外壁塗装詐欺とは、住宅の外壁塗装工事を法外な価格で行ったり、手抜き工事を行ったりといった、対価と価格が見合っていない工事がされることを指します。
外壁の他に屋根の工事やシロアリ駆除なども同様の手口による詐欺まがいの業者がいます。
外壁塗装詐欺の特徴
外壁塗装詐欺業者にはいくつかの特徴があります。
主な特徴としては、以下の特徴があります。
- 外壁塗装業者の方から急に営業に来る
- 相場よりもかなり高額な料金が提示されたり、大幅な値引きが提案されたりする
- 担当者が外壁工事についてあまり詳しくない
- 即決を迫る
訪問販売のようなケースで急にやってくる塗装業者は、プランや料金が魅力的に見えたとしても悪徳業者の可能性が高いです。
元々、相場を無視した価格設定がされています。何十万円という割引がされたとしても、それは元々の価格設定が法外に高いか、手抜き工事がなされるかのいずれかの可能性が高いです。
悪徳業者は、不法にお金を得ることに注力しているので、外壁塗装に関しての質問をすると答えられないケースが多いです。
冷静に考える時間を与えないために、塗装業者は即決を迫ってくるケースが多いです。
2.外壁塗装詐欺の注意ポイントと対策とは

外壁塗装詐欺の注意ポイントと対策について解説します。
外壁塗装詐欺の注意ポイント
外壁塗装詐欺の注意ポイントが幾つかあります。
- 外壁塗装は、価格の相場が分かりにくいこと
- 外壁塗装は手抜き工事が分かりにくいこと
- 突然訪問してくる企業の場合は、入金後もしくは工事の後に急に連絡が取れなくなることがある
以上のようなポイントから、詐欺に遭いやすくなってしまう傾向があります。従って、対策を考える際には、これらを踏まえて優良な業者を選ぶことが大切です。
外壁塗装工事詐欺の対策
外壁塗装の詐欺業者や悪徳業者に騙されないための対策は以下の通りです。
- 訪問営業の話は聞かない
- 複数の業者に見積もりを取る
- 即決はNG
- 工事業者の詳細を確認する
外壁塗装詐欺のよくある手口として、突然訪問して外壁工事に関する不安をあおってその場で高額な契約を結ばせようとするケースがあります。話を聞いてしまうと、言葉巧みに騙されるので、外壁塗装工事に限らず突然の訪問営業には気を付けましょう。また、こうした業者は工事の後、急に連絡が取れなくなるケースもあるため事務所をきちんと構えている業者に工事を依頼しましょう。
外壁塗装工事の価格は業者によってまちまちですが、ペンキの価格や人件費などはある程度決まっています。従って、複数の3~4社くらいの業者に見積もりを依頼すればある程度の相場をつかむことができます。見積もりを取る際に注意したいことは、内訳についての確認をすることです。例えば、塗装を塗る回数や塗装の質、保証の内容など金額には現れない部分に違いが生じているケースがあります。
金額や工事内容が魅力的に思えても、即決は危険です。特に、「今、決めてもらえればこちらの価格で・・・」といった大幅な割引が提示される場合は詐欺業者である可能性が高いです。
工事業者のWebサイトを確認して信頼できる業者であることを確認してから工事を依頼しましょう。見極めのポイントとして、大手企業や地域密着の工事業者は信用できる可能性が高いですが、さらに資格を持った職人が在籍しているか否か、業界関連の団体に所属しているか否かも重要です。特に団体に所属している場合には、工事のミスがあった場合などに団体の保証が利用できるので、必須と言えるでしょう。
3. まとめ
外壁塗装詐欺に関する手口や特徴と対策について紹介しました。
一軒家にお住まいの方は長く安心して暮らしたいという思いから不安をあおられたり、特別価格で工事を依頼できたりしそうな場合に安易に塗装業者に依頼してしまうケースがあるかもしれません。しかし、決して安くはない工事だからこそ慎重に適正な価格で工事を依頼する必要があります。
外壁塗装に限らず、エクステリアや住宅周辺の詐欺は多数の事例があります。
複数の業者に見積もりを依頼し、業者のホームページ、所属している上位団体のサイトなどを確認して信用できる業者であることを確認してから工事を依頼しましょう。

